笹塚 -都会にはさまれた庶民的な町-

駅名の由来はその昔、江戸五街道のうちの一つ、甲州街道がこの地を通っていたことに始まります。
内藤新宿からちょうど一里の距離にあたる街道の両脇に「一里塚」がありました。
その上に笹が生い茂っていたことから「笹塚」と呼ばれるようになったと言い伝えられています。
この塚は、慶長9年(1604年)に大久保長安により設けられたと記録にありますが、今はもう見られません。

笹塚駅が出来たのは大正2年(1913年)4月、京王電気軌道線(現・京王線)当駅~調布間開業時に京王電気軌道の駅として開業しました。
京王電鉄で最も古い駅の一つとして数えられています。
高架化されたのは昭和53年(1978年)7月。後に合併や社名変更を経ながら平成10年(1998年)に京王電鉄の駅になりました。

隣の幡ヶ谷駅とあわせて形成される「ささはた商店街」は、700を超える店舗が軒を連ね、「ないものはない」と自慢するほど充実した品揃えと、庶民的な雰囲気が特徴です。

ささはた商店街

ささはた商店街

・笹塚大通り商店街
・京王クラウン街笹塚
・京王ささづかショッピングセンター
・笹塚ショッピングモール21
・笹塚観音通り商店街
・笹塚十号通り商店街
・笹塚十号坂商店街

朝7:30から営業しているクリーニング屋さん、女性の疲れを癒す砂風呂、明け方までやっているラーメン屋さんなど、多彩なお店があるのも嬉しい要素です。

新宿と渋谷という二大繁華街に挟まれたかたちになっていますが、都会の中心部に位置しながらも、どこか庶民的でアットホームな佇まいが人気のエリアです。
独身者からお年寄りや家族まで、駅からほんの数分で生活に必要なすべての用事が事足りてしまうという商店街のほか、金融機関や各科医院も充実した、住人にとっては住みやすさこの上ない便利さが人気の街でもあります。

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