池上本門寺 お会式|約3000人の万灯行列が走る、圧巻の夜

池上本門寺お会式

東京都大田区・池上本門寺(いけがみほんもんじ)で2026年10月11日(日)から13日(火)まで開催される「池上本門寺 お会式(えしき)」。日蓮聖人の御命日を偲ぶ伝統の法要に、纏、団扇太鼓、笛が響き渡る万灯練供養が加わり、池上の町は秋の夜を彩る光と熱気に包まれます。約2キロを練り歩く百数十基の万灯(まんどう)と約3000人の行列は圧巻。大田区を代表する秋の風物詩を、ぜひ体感してみませんか。

池上本門寺 お会式とは?日蓮聖人を偲ぶ大田区の秋の伝統行事

日蓮聖人の御命日に行われる「お会式」

池上本門寺 お会式は、日蓮宗の開祖である日蓮聖人の御命日(10月13日)に合わせて営まれる報恩感謝の法要です。「会式」は宗祖の命日に行われる法要行事を指す言葉ですが、池上本門寺のお会式は江戸時代から盛大に行われてきたため、「お会式」といえば日蓮聖人の御命日を指すようになりました。
日蓮聖人が御入滅された霊跡とされる池上本門寺で行われるお会式は、全国各地の日蓮宗寺院のなかでもとりわけ盛大な行事として知られています。俳句の秋の季語としても定着しており、祈りと賑わいが同居する東京ならではの秋の伝統行事です。

2026年は「宗祖第七百四十五遠忌」の節目

2026年の池上本門寺 お会式は、「宗祖第七百四十五遠忌」として執り行われます。10月11日の第一座法要に始まり、12日の宗祖御更衣法要や宗祖報恩御逮夜法要、13日の特別説法・臨滅度時法要へと続く、三日間にわたる法要です。
なかでも注目は、10月12日の夕方から夜へかけて行われる万灯練供養。昼間は厳かな法要、夜は纏や太鼓の音とともに町を練り歩く万灯の行列と、まったく異なる表情を見せてくれます。



池上本門寺 お会式の見どころ|万灯、纏、太鼓が織りなす圧巻の夜

約2キロを練り歩く「万灯練供養」

池上本門寺 お会式の最大の見どころが、10月12日18時ごろから23時ごろまで行われる万灯練供養です。池上徳持会館から池上本門寺までの約2キロを、全国から集まった百数十講中・総勢約3000人の万灯練行列が練り歩きます。
万灯は、日蓮聖人が亡くなられた際、庭先の桜が時ならぬ花を咲かせたという故事にちなみ、紙で作られた造花でお会式桜を表現したもの。灯明がともる宝塔を飾った万灯が夜の街を進む様子は、幻想的でありながら、どこか力強い印象を残します。

纏と団扇太鼓、鉦、笛が奏でる江戸の熱気

万灯の行列を先導するのは、江戸の火消し衆に由来する纏です。纏が軽やかに舞い、団扇太鼓、鉦、笛の音色が重なると、池上の町は一気にお祭りのような熱気に包まれます。
「一貫三百、どうでもいい」という掛け声とともにお参りをしていたと伝わる江戸職人の心意気も、お会式ならではの魅力です。単なる行列ではなく、音・光・掛け声・祈りが一体となった、体で感じる伝統行事といえます。

夜を徹してお題目が響く法要と、臨滅度時の鐘

10月12日の夜からは、大堂で夜を徹したお題目が響き渡ります。参詣者や団体参拝の人々が集うなか、祈りの声が連なり、お会式ならではの荘厳な空気が生まれます。
そして10月13日午前7時からの特別説法・臨滅度時法要では、日蓮聖人の御入滅を偲び、貫首の手によって臨滅度時の鐘が静かに打ち鳴らされます。前夜の熱気とは対照的な、厳かで深い時間です。



池上本門寺 お会式の楽しみ方|光の行列と池上の町を満喫

万灯練供養を間近で見る

万灯練供養は、池上徳持会館から池上本門寺へ向かう約2キロの道のりで行われます。出発地点付近では行列の始まりを、本門寺付近では目的地へ向かう万灯の迫力を、それぞれ違った雰囲気で楽しむことができます。
灯明をともした万灯、纏、太鼓、笛、掛け声。写真や動画にも映える場面が多く、SNS投稿にもぴったりのイベントです。ただし、万灯や参列者、誘導員の通行を妨げないよう、歩道側で落ち着いて見学しましょう。

池上の町ごと楽しむ秋の夜

お会式の期間中は、池上駅周辺や本門寺へ続く道に多くの人が集まり、池上の町全体が特別な空気に包まれます。参道や周辺の飲食店、商店をのぞきながら、地元ならではの秋の夜を満喫するのもおすすめです。
なお、2026年の屋台・露店の出店有無、出店場所、営業時間については、記事作成時点で公式な出店一覧を確認できていません。最新情報は、池上本門寺および大田観光協会の公式発表をご確認ください。

ライブ配信で参加する

遠方の方や当日の来場が難しい方にも嬉しいのが、インターネットでのライブ配信です。10月12日19時ごろから23時ごろまでは万灯練供養が、10月13日7時ごろから8時30分ごろまでは特別説法・臨滅度時法要が、YouTube Liveで配信される予定です。
画面越しでも、太鼓の響きや万灯の光、臨滅度時の鐘の音を感じることができます。現地の熱気を知ったうえで配信を見ると、また違った深みを楽しめるでしょう。



池上本門寺 お会式のアクセスと開催時間


【開催日】2026年10月11日(日)~13日(火)
【開催時間】万灯練供養:10月12日(月・祝)18:00〜23:00頃
【開催場所】池上本門寺
【交通アクセス】東急池上線「池上駅」徒歩約10分/都営浅草線「西馬込駅」徒歩約12分/JR京浜東北線「大森駅」から東急バス「池上駅前」行きで「本門寺前」下車徒歩約5分
【公式サイト】https://honmonji.jp/oeshiki/

※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。

お会式期間中の交通について

池上線は臨時ダイヤ、バスは運行変更に注意

10月12日は、万灯練供養に合わせて東急池上線が臨時ダイヤで運行されます。14時台から23時台にかけて上下線それぞれ29本が増発される予定です。池上駅を利用する場合は、交通系ICカードへあらかじめチャージしておくと安心です。
一方、東急バスは14時30分頃から最終バスまで、池上通りを運行する一部系統で折返運行となります。さらに、交通規制時間帯から最終バスまでは池上駅周辺のバス路線が全線運休となるため、バスでの来場・帰宅を予定している方は、運行状況を必ず確認してください。

交通規制と現地での行動

お会式期間中は、池上本門寺および池上駅周辺の道路で交通規制が行われます。規制時間は10月11日と13日は午前10時ごろから22時ごろまで、10月12日は午前10時から万灯練供養終了までです。
自転車での参詣は控えるよう案内されており、規制区域内では自動車の通行も制限されます。現地では警察官や誘導員の案内に従い、万灯練行列や法要の進行を妨げないようにしましょう。ドローンなどの無線操作による飛行物の使用も禁止されています。