東京・亀戸香取神社で毎年こどもの日に開催される「勝矢祭」は、平安時代から続く歴史ロマンあふれる伝統行事。鎧兜に身を包んだ武者たちが2kmにわたり練り歩く勇壮な武者行列や、地元グルメやレトロな商店街の魅力も満載。イベント当日は、下町情緒と迫力の祭りを同時に楽しめる絶好の機会です。
目次
勝矢祭とは?歴史と由来を知る
平安時代から続く伝統行事
勝矢祭は、940年の平将門の乱に由来する伝統的な祭りです。平将門討伐に出陣した藤原秀郷が亀戸香取神社で勝利を祈願し、乱平定後に「勝矢」と名付けた矢を奉納したことが始まりとされています。この故事にちなみ、毎年5月5日に武者行列と勝矢奉納の神事が行われます。
5/5亀戸香取神社の勝矢祭に武士団・村山党の会の武者も参加させて頂きました。#勝矢祭 pic.twitter.com/8wRLaeuReN
— 【公式】武士団・村山党の会 (@murayamatou) May 7, 2024
スポーツ振興の神としての信仰
亀戸香取神社は「スポーツ振興の神」としても知られ、勝利や健闘を願う多くの参拝者が訪れます。勝矢祭は、地元の子どもたちやスポーツ関係者にも親しまれている行事です。
勝矢祭の見どころとイベント当日の流れ
武者行列の迫力とルート
勝矢祭の最大の見どころは、鎧兜や陣羽織、裃をまとった氏子たちによる武者行列。13時に亀出神社(江東区大島3-31-15)を出発し、亀戸駅前十三間通りなどを経由して亀戸香取神社(江東区亀戸3-57-22)まで約2kmを練り歩きます。道中ではマーチングバンドや僧兵、道着姿の高校生による演武も披露され、沿道は多くの見物客で賑わいます。
今日亀戸の交差点で「勝矢祭」の練り歩き
外国人が「サムライ!サムライ!!」と鼻息荒く観てましたよ😊
甲冑着てる人意外と小さいね
中でも一段と華やかなな姫さまからはお手振りいただきました!!
あしたのトレード上手く勝てますように! pic.twitter.com/Oy3a8Gg0B2— NAOKICHI (@NAOatNYC) May 5, 2024
本殿での厳かな勝矢奉納儀式
武者行列が15時頃に亀戸香取神社へ到着すると、本殿前で刀を掲げて勝どきを上げ、神前で勝矢の奉納儀式が執り行われます。歴史を感じる荘厳な雰囲気に包まれ、参加者も観客も心をひとつにする瞬間です。
勝矢祭を彩る亀戸エリアの注目スポット
レトロな香取勝運商店街と地元グルメ
武者行列のルート沿いには、昭和レトロな雰囲気が漂う「亀戸香取勝運商店街」や「亀戸五丁目中央通り商店街」があります。下町ならではの飲食店や老舗和菓子店、地元グルメを味わえるお店が並び、祭りとあわせて食べ歩きも楽しめます。
勝矢祭 pic.twitter.com/TJnLQzWhIx
— 干柿 (@hosigaki0105) May 5, 2024
亀戸梅屋敷や亀戸中央公園でひと休み
祭りの合間には、江戸時代の梅屋敷を再現した「亀戸梅屋敷」や、広大な敷地と芝生広場が魅力の「亀戸中央公園」もおすすめ。家族連れや友人同士でのんびり過ごせるスポットです。
勝矢祭2025の詳細
最寄駅 : 亀戸駅 西大島駅 大島駅
会場 : 香取神社
日程 : 2025年5月5日(月・祝)
公式サイト : https://www.kameido-katori.com/
※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。