旧安田庭園の池に映り込むライトアップ「SUMIDA光のナイトガーデン」は、江戸情緒と現代的な光の演出が重なり合う、墨田ならではのナイトスポットです。歴史あある日本庭園が夜間特別開園され、紅葉と光が織りなす幻想的な風景を味わえます。
目次
SUMIDA光のナイトガーデンとは
イベントの概要と魅力
「SUMIDA光のナイトガーデン」は、墨田区立旧安田庭園を特別開園し、園内をライトアップする冬の人気イベントです。 江戸時代元禄年間に築造された大名庭園を背景に、紅葉や樹木、行灯の灯りが池の水面に映り込む光景は、日中とはまったく違う表情を見せてくれます。
園内の中心にある心字池周辺には、「心」の字を描くように照明が配置され、温かな光をまとった木々が水面に揺らめき、訪れた人を幻想的な世界へいざないます。 歴史ある庭園と現代のライティングデザインが融合することで、「江戸を感じる光の情景」というイベントテーマが一層際立っています。
通勤途中…
旧安田庭園(東京都墨田区)夜間ライトアップ「SUMIDA光のナイトガーデン」を拝見しました〜。◕‿◕。
16:30〜20:00(入園無料)
12/28(土)まで#SUMIDA光のナイトガーデン #ライトアップ #ペンタックス pic.twitter.com/mocheC4MNe— あお (@LjX9HUaVSPKz3Rq) December 6, 2024
文京区千駄木 旧安田楠雄邸庭園
実業家の藤田好三郎によって1919年頃に建てられました。その後関東大震災で被災した安田善四郎が買い取り、平成8年まで住み継がれました。
震災などを免れ、ほぼ改造されていないそうです。
使用されていた家具などがそのまま残っていて時が止まったように感じました pic.twitter.com/9Yr6bYE3LN— ぱんだ (@8pa_n_da8) April 2, 2025
会場となる旧安田庭園の歴史
旧安田庭園は、江戸時代に大名庭園として整備された回遊式日本庭園で、現在は墨田区立の文化財的な公園として一般公開されています。 心字池を中心に、四季折々の植栽や石組み、園路が配置され、コンパクトながら日本庭園の要素が凝縮された空間です。
「SUMIDA光のナイトガーデン」開催期間中は、この旧安田庭園が特別に夜まで開園され、日没後の庭園美を楽しめる貴重な機会となります。 昼間の静かな日本庭園とは異なり、光と影が強調された夜の景色はドラマチックで、写真映えするスポットとしても人気です。
見どころと楽しみ方
ライトアップ演出とフォトスポット
SUMIDA光のナイトガーデン最大の見どころは、心字池周辺のライトアップと、水面へのリフレクション(映り込み)です。 池の周りの木々や行灯が柔らかな光で照らされ、風に揺れる紅葉や枝が水面に反射することで、立体的で奥行きのある夜景が生まれます。
園内には、池越しにライトアップを眺められるビューポイントや、石橋・園路越しに撮影できる構図など、撮影に適したスポットがいくつもあります。 三脚の使用可否などはその年の案内を確認しつつ、周囲の来園者の動線を妨げない位置から撮影を楽しむと良いでしょう。
今日から12/28まで、当店からすぐの安田庭園で「SUMIDA光のナイトガーデン」が開催されています。
入場無料、夜20時まで🌈
都心とは思えないような、落ち着いた素敵なスポットです✨
江戸遊にお越しの際にぜひお立ち寄り下さい。https://t.co/Sl8FjBX00q pic.twitter.com/KpcHmqhBPc— ♨両国湯屋江戸遊♨ (@edoyu_official) November 21, 2025
点灯式や特別ライトアップ
開催初日には点灯式が行われ、カウントダウンとともに園内の明かりが一斉に灯る演出が予定されています。 点灯式には、安田学園吹奏楽部による演奏や、区内事業者によるキッチンカー出店などもあり、光と音楽、食を一度に楽しめるのも魅力です。
また会期中の一部日程では、通常とは異なる特別ライトアップが実施され、照明プログラムの変化によって、同じ庭園でも印象の異なる夜景を楽しめます。 リピーターでも新鮮な気持ちで鑑賞できるよう工夫されているため、複数日足を運ぶ価値があります。
こんな人におすすめ
カップル・ファミリーの夜のお出かけに
SUMIDA光のナイトガーデンは、都心からアクセスしやすい両国エリアで開催されるため、仕事帰りのデートや週末のファミリーお出かけにも組み込みやすいイベントです。 園内は落ち着いた雰囲気の日本庭園で、穏やかな光に包まれた空間は、小さな子ども連れでもゆったり巡りやすい環境です。
光の演出は派手なイルミネーションというより、和の灯りと自然の美しさを引き立てるデザインなので、静かな夜散歩を楽しみたい大人にも向いています。 記念日デートや、遠方から遊びに来た家族・友人を案内する「東京下町らしい夜のスポット」としてもおすすめです。
旧安田楠雄邸庭園、夜間公開。#庭園 #日本庭園 #建築 #日本建築 #ライトアップ #紅葉 #旧安田楠雄邸庭園 #garden #japanesegardens #architecture #japanesearchitecture #lightup #autumnleaves pic.twitter.com/joRpfkk5Nw
— 好日画報 (@choh_u) December 13, 2025
写真・SNS投稿を楽しみたい人に
池に映る紅葉や行灯の列、ライトアップされた樹木など、SUMIDA光のナイトガーデンは写真映えする被写体が多く、SNS用の写真を撮りたい人にも人気です。 日没直後のマジックアワーから完全に暗くなる時間帯まで、光の色合いや空のトーンの変化を追いながら撮影を楽しめます。
ただし夜間の日本庭園は足元が暗くなる場所もあるため、撮影に夢中になり過ぎず、通路や段差に気を付けながら歩くことが大切です。 フラッシュ撮影や機材の使用については、その年の公式案内や現地表示に従ってマナーを守りましょう。
周辺エリアの楽しみ方
両国エリアのライトアップと回遊
SUMIDA光のナイトガーデン開催期間中、JR両国駅や周辺施設でもイルミネーションやライトアップ企画が行われる年があります。 駅構内の装飾や、両国観光スポットとの連動施策などと合わせて楽しめば、夜の両国エリアを一帯で回遊するナイトウォークが可能です。
また、墨田区内では別の冬のライトアップや竹あかりイベントなども実施されており、同時期に開催される企画をチェックしておくと、光をテーマにした「はしご観賞」も楽しめます。 墨田川テラス方面まで足を伸ばせば、水辺の夜景もあわせて堪能できます。
食事スポットとセットで楽しむ
両国駅周辺には、ちゃんこ鍋をはじめとした和食店や、気軽に立ち寄れる飲食店が多く、ナイトガーデン前後の食事にも困りません。 夕食を早めに済ませてからゆっくりライトアップを楽しむ、もしくは散策後に温かい料理で体を温めるプランもおすすめです。
点灯式の日などには、会場にキッチンカーが出店し、ホットドリンクや軽食を提供する予定もあります。 会場内外で温かい飲み物を楽しみながら、冬の冷たい空気と光のコントラストを味わうのも、このイベントならではの楽しみ方です。
SUMIDA光のナイトガーデンのアクセスと開催時間
【開催日】2025年11月21日(金)〜12月28日(日)
【開催時間】16:30〜20:00(初日は17:00点灯予定)
【開催場所】墨田区立 旧安田庭園
【交通アクセス】JR総武線「両国駅」西口から徒歩約5分/都営大江戸線「両国駅」から徒歩約7分
【公式サイト】https://visit-sumida.jp/event/sumidahikarinonightgarden2025/
※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。















