隅田川に春の訪れを告げる伝統行事「江戸流しびな」は、東京・浅草エリアで毎年開催されるひな祭り由来のイベントです。流しびなに子どもの無病息災や家族の願いを託し、隅田川の川面にそっと流す光景は、下町情緒あふれる早春の風物詩として親しまれています。この記事では、「江戸流しびな」の由来や歴史、当日の流れや見どころ、2026年の開催概要までをわかりやすく紹介します。「江戸流しびな」と検索してイベントの内容を知りたい方や、浅草で春らしい催しを探している方に向けて、写真映えするポイントや楽しみ方も交えながら丁寧に解説していきます。
目次
江戸流しびなとは
江戸流しびなの概要と由来
「江戸流しびな」は、東京・隅田川で行われるひな祭り由来の伝統行事で、紙や木で作られた「流しびな」に願いごとを書き、川に流して無病息災や厄よけを祈る催しです。元々は平安時代の「流し雛」にルーツがあり、人形に自分の穢れや厄を託して川や海に流した風習が、江戸の町で受け継がれてきたとされています。この風習が、現代の東京においては「江戸流しびな」という形で再解釈され、子どもの健やかな成長や家族の幸せを願う行事として定着しました。会場となる隅田川は、古くから江戸の人々の暮らしを支えてきた大河であり、「江戸流しびな」は川とともに生きてきた下町ならではの文化を体感できる貴重な機会と言えます。主催は「江戸流し雛振興会」を中心とした関係団体で、地域の人形店や地元関係者も協力し、現代の暮らしに合った形で伝統を守り続けています。
流し雛🎎に願い事を記して、隅田川に流すイベント
「流す」…ってゆーより、「飛ばす」とか「落とす」みたいな感じ😅
今回が40回目らしいんだけど、いろいろと要改善点がある様な気がしないこともない(笑)(④の下段は倍速)
江戸流しびな @吾妻橋 親水テラス pic.twitter.com/mSMZYnAqpz
— nob (@IYSOHNQOU) February 23, 2025
ひな祭りとの関係と意味
「江戸流しびな」は、3月3日の桃の節句に近い日程で行われることが多く、ひな祭りと深い関わりを持つ行事です。ひな祭りといえば雛人形を飾るイメージが強いですが、その原点には、人形に厄を移して川に流す「流し雛」の風習がありました。江戸流しびなでは、この原点に立ち返りつつも、現代の家族に寄り添う形で「子どもの健康」「家族の幸せ」「受験や仕事の成功」など、さまざまな願いを流しびなに託します。隅田川の穏やかな流れに乗って雛が遠ざかっていく様子を見つめる時間は、日常から少し離れて心を整えるひとときにもなります。単なる観光イベントとしてだけでなく、日本の歳時記や年中行事に関心のある方にとっても、ひな祭り文化の奥深さを感じられるのが「江戸流しびな」の大きな魅力です。
江戸流しびなの魅力
隅田川と浅草がつくる早春の景色
「江戸流しびな」の舞台となるのは、浅草エリアの象徴でもある隅田川と、その河畔に広がる隅田公園周辺です。吾妻橋親水テラスから見上げると、浅草の街並みと川の向こうに立つタワーの景色が重なり、伝統と現代が同居する東京らしい風景が広がります。早春の澄んだ空の下、川面に次々と流される流しびなは、写真映えするだけでなく、見ているだけで心が落ち着く穏やかな光景です。川沿いを散策しながら「江戸流しびな」の様子を眺めると、観光で訪れた方も地元の方も、浅草という町の新たな一面に気づくことができます。春の訪れを一足早く感じたい方や、浅草観光と組み合わせて季節行事も楽しみたい方にぴったりのイベントです。
隅田川の江戸流しびながどう見ても緊急脱出訓練 pic.twitter.com/RrmQ5fBcxL
— sylph (@sylph_jp) March 12, 2019
親子で楽しめる参加型の伝統行事
江戸流しびなは、見て楽しむだけでなく、実際に「流しびな」を川へ流す体験ができる参加型イベントである点も魅力です。参加者は、用意された流しびなに自分の名前や願いごとを書き込み、スタッフの案内に従ってテラス前のスロープからそっと川面へ流します。流しびなは水に溶ける素材を用いるなど環境への配慮もされており、昔ながらの行事を現代の視点で楽しめるよう工夫されています。 子どもに日本の歳時記を体験させたい方や、家族の節目に思い出を残したい方にとっても、「江戸流しびな」は特別な1日になるでしょう。毎年多くの親子連れが訪れることからも、この行事が地域に密着しながら愛されていることがわかります。
2026年・第41回江戸流しびなの開催情報
2026年の開催日程と基本情報
2026年に開催される「第41回 江戸流しびな」は、2026年2月22日(日)に実施される予定です。 開催時間はおおむね11時30分から13時00分までで、受付は11時00分頃から隅田公園内で行われます。 会場は「隅田公園 吾妻橋親水テラス」(東京都台東区花川戸1-2)で、隅田川の河畔に位置するテラス一帯が江戸流しびなの舞台になります。 小雨決行・荒天中止とされることが多く、実施の可否については当日朝に公式サイトなどでアナウンスされます。 春を告げる季節行事として、例年500人から700人規模の参加者が集まる人気のイベントです。
参加方法と流しびなの申込み
「第41回 江戸流しびな」に参加して流しびなを実際に流したい場合は、事前申込と当日受付の2つの方法が用意されています。事前申込は一般社団法人日本人形協会の専用ページなどから行う形式で、2026年開催では2月15日頃までに申し込んだ先着700名に特製の「流しびな」が無料で進呈される予定です。 事前申込を逃した場合でも、会場の受付で流しびな(1個1,000円程度)を購入することで参加できると案内されていますが、数に限りがあり、予定数に達し次第受付終了となります。 参加を検討している方は、江戸流しびな公式情報や日本人形協会のサイトを事前に確認し、最新の受付方法や定員、注意事項などをチェックしてから出かけるようにしましょう。
江戸流しびな2026の詳細
最寄駅 : 浅草駅
会場 : 吾妻橋・親水テラス
日程 : 2026年2月22日(日)
公式サイト : http://hina-ko.jp/sumida/index.html
※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。















