毎年8月初旬、東京・日本橋人形町の大通りが陶器の熱気に包まれる「人形町せともの市」。有田焼・益子焼・波佐見焼など全国から窯元と作家が一堂に会し、普段は卸向けの商品が特別価格で手に入る夏季限定のお祭りです。2026年は8月3日(月)〜5日(水)の3日間、水天宮交差点から人形町交差点まで約400mの歩道にテントが連なり、食器や漆器、ガラス製品が所狭しと並びます。
目次
人形町せともの市2026の概要と魅力
71回目を迎える日本橋の夏の風物詩
2026年で71回目の開催となる「人形町せともの市」は、1954(昭和29)年に蠣殻町・浜町の陶器問屋が瀬戸物の供養と在庫処分を兼ねて始めた歴史あるイベントです。 毎年8月第1週の月・火・水曜日の3日間限定で開催され、2026年は8月3日(月)から5日(水)までの日程。 水天宮交差点から人形町交差点に至る約400mの大通り両歩道に、陶磁器・漆器・ガラス製品の卸商社や窯元・作家のテントが所狭しと軒を並べ、3日間で30万人以上が訪れる日本橋を代表する夏の風物詩となっています。
一年に一度のおたのしみ
今年も素敵な器にたくさん出会えた
窯元の方とお話できるのもうれしい♡#人形町せともの市#日本橋人形町 https://t.co/k5fKwZJaT9 pic.twitter.com/2RT9adTyyQ— |管理栄養士 (@miyukiouchi) August 9, 2023
昨日からお店の前の通りで
3年振りにせともの市が開催中です
明日までやってますので遊びに来て下さ~いスペース店舗情報⬇https://t.co/5JyznFPyO6#せともの市 #人形町せともの市 pic.twitter.com/wZ4nq64y2t
— 日本橋人形町床屋カットハウススペース (@0405hiroshi) August 2, 2022
全国16産地の窯元と作家が揃う大蔵払セール
人形町せともの市の最大の特徴は、全国の主要な陶磁器産地から卸商社や窯元・作家が直接出店すること。有田焼・伊万里焼・唐津焼・波佐見焼(長崎県)、美濃焼(岐阜県)、常滑焼・万古焼(愛知県)、萩焼・小石原焼(山口県・福岡県)、九谷焼(石川県)、砥部焼(愛媛県)、笠間焼・益子焼(茨城県)、小鹿田焼(大分県)、京焼(京都府)、やちむん(沖縄県)など、16産地以上の作品が一堂に会します。 各出店者は「年に一度の大蔵払セール」として特別価格を設定しており、高級品の半端ものや見切り品、処分品などが市価の2〜5割引きで購入できるチャンスです。 普段は卸向けにしか流通しない窯元の直販商品や、作家の一点もの作品も自分の目で見て選べる貴重な機会となっています。
せともの市で出会える器と出店者
伝統的工芸品から日常食器まで幅広い品揃え
会場のテント内では、陶磁器だけでなく漆器、ガラス食器、椀、茶托、台所用品など、暮らしに溶け込む器が豊富に並んでいます。 有田焼の白磁に繊細な染付を施した伝統的な食器から、波佐見焼のモダンなデザインのカップ、美濃焼の丈夫な daily ユース食器、益子焼の温かみのある土鍋やマグカップ、笠間焼の個性的な釉薬をかけた作家作品まで、伝統工芸品から現代的なデザインまで幅広い選択肢があります。 出店ブースによっては、清水焼・信楽焼・九谷焼などの高級品を2割引程度で販売していることもあり、プレゼントやお土産、自分用の特別なお気に入りを求める人で賑わいます。
#人形町せともの市
混んでるし暑いよー
でも楽しい pic.twitter.com/K4OIeJFZ4o— ちゃぼとポメラニアンむぎ️ (@minichabo) August 4, 2025
個性的な作家ブースと直販の楽しみ
近年は窯元だけでなく、個人の陶芸作家が出店するケースも増えています。例えば笠間焼の「あじさい工房 谷口将海」さんは、工房独自の発色による”燻し銀彩焼”と呼ばれる異彩を放つ青いうつわを出品し、来場者の目を引きます。 他にも「くらしの器 結〜yui〜」「肥前陶彩(ひぜんとうさい)」「角山製陶所」「鍛治浦製陶所」「幸器(こうき)」など、個性的な作家が直接作品を紹介し、その背景や制作意図を聞くことができます。 作家との対話を通じて、器に込められた物語を知り、より愛着のある一品を見つけられるのも、せともの市ならではの楽しみです。
ロクロ体験・絵付け体験教室
人形町大観音寺で世界に一つの作品を
せともの市期間中、会場近くの人形町大観音寺(中央区日本橋人形町1-18-9)では「ロクロ体験教室」と「絵付け体験教室」が同時開催されます。 受付時間は午前9時から午後6時まで(2026年は午後5時30分までとの情報もあり)。 ロクロ体験は1回1作品2,000円(税込)、絵付け体験は1作品1,500円(税込)で、作品は焼成後、送料4個まで1,000円(税込)、5個以上1,500円(税込)で自宅へ配送されます。 普段は陶芸教室でしか体験できないロクロ成形や絵付けを、この機会に試してみることができます。
行ってきました!3年ぶりの開催のせともの市本日中日で、明日3日までの開催です✨人形町、暑さを忘れて皆さん夢中になってうつわ選びを楽しんでいらっしゃいましたよ暑さが心配な方は、夜20時までなので夜のお散歩でぜひ、立ち寄ってみてください♪#日本橋観光案内所 #人形町せともの市 https://t.co/HStUcuLuIs pic.twitter.com/5V8t5Yu0Vx
— 日本橋観光案内所 (@nihonbashi_t_i) August 2, 2022
角山製陶所による体験教室の実施
2025年の開催では、角山製陶所がロクロ体験・絵付け体験の出店を行い、来場者が実際に陶芸体験を楽しめる機会を提供しました。 2026年も同様に、窯元や作家による体験教室が実施される見込みです。 子供から大人まで楽しめる体験メニューは、家族連れやカップルに特に人気で、自分だけのオリジナル作品を作れる思い出づくりの場としても好評です。
人形町せともの市の楽しみ方と買い物のコツ
会場を歩き比べる楽しみ
水天宮交差点から人形町交差点まで約400mの歩道に、数十のテントが連なるせともの市。 各店舗によって品揃えや価格設定が異なるため、気になる器があったら複数のブースを見比べることをおすすめします。 例えば同じ美濃焼のマグカップでも、店舗によって価格が数百円違うこともあり、じっくり歩くことでお気に入りの一品と出会える確率が高まります。 また、出店者によっては「まとめ買い割引」や「セット販売」を行っている場合もあり、複数購入を検討している場合は一声かけてみるのも良いでしょう。
今年の #人形町せともの市 の購入品♡
九谷焼の三段重と古伊万里の器です pic.twitter.com/5QN1oZQ8mD— |管理栄養士 (@miyukiouchi) August 7, 2025
特別価格の掘り出し物を探す
せともの市は「年に一度の大蔵払セール」として位置づけられており、普段は卸向けにしか流通しない商品や、窯元の在庫処分品が特別価格で並びます。 高級品の半端もの(セットから一部欠けたもの)や、見切り品、処分品などが市価の2〜5割引きで販売されることもあり、掘り出し物を見つける楽しさがあります。 ただし、人気商品は早々に売り切れることも多いため、気になるものは早めに購入するのがおすすめです。
人形町せともの市のアクセスと開催時間
【開催日】2026年8月3日(月)~5日(水)
【開催時間】9:00 – 20:00
【開催場所】水天宮人形町通り(水天宮交差点から人形町交差点までの歩道)
【交通アクセス】東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町駅」A1出口から徒歩2分/東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」7番出口から徒歩1分
【公式サイト】https://ningyocho.toukiichi.tokyo/
※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。




