すみゆめ踊行列SUMIBONを隅田公園で体験|北斎が描いた踊りの世界

すみゆめ踊行列SUMIBON

秋の隅田公園が、太鼓・歌・踊りで一体化する一日がやってきます。「すみゆめ踊行列SUMIBON」は、葛飾北斎の「踊行列図」に着想を得た参加型の盆踊りイベント。いとうせいこうやあっこゴリラなど多彩なゲストが登場し、耳なじみのある音頭から全国各地の民謡まで、生演奏に合わせて誰もが自由に踊りの輪へ加われます。うまく踊れなくても、初めてでも大丈夫。2026年10月25日、隅田川のそよ風とともに、墨田区ならではの盆踊りを体験してみませんか。

すみゆめ踊行列SUMIBONとは?北斎の「踊行列図」から生まれた秋の盆踊り

「きれいでなくても、揃ってなくてもいい」踊りの輪

すみゆめ踊行列SUMIBONは、墨田区の隅田公園そよ風ひろばで開催される、生演奏盆踊りを中心とした参加型イベントです。楽しげに踊り連なる人々を描いた葛飾北斎の「踊行列図」に倣い、思い思いのやり方で踊りを楽しむ一日として企画されています。
イベントのコンセプトは、「きれいでなくても、揃ってなくても、凸凹でもいい」というもの。子どもの頃の教室のように、各自が少しずつ違う動きをしながらも、全体としてはひとつの賑やかな景色をつくることを目指しています。盆踊りの経験がなくても、踊りが苦手でも、ひとりでも参加しやすい空気が魅力です。
会場の中央には櫓が設えられ、歌い手や演奏家による生演奏とともに盆踊りが展開されます。ただ眺めるだけではなく、輪に入って身体を動かすことで、初対面の人とも自然と距離が縮まる。それがSUMIBONならではの楽しさです。

墨田の復興と再生を祈る、すみだならではの盆踊り

このイベントは、墨田区を舞台に展開するアートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」の企画のひとつです。かつて大震災や戦災による大きな被害を経験しながら復興を遂げてきた墨田の街の歴史にも寄り添い、鎮魂と再生の思いを込めて踊りの輪を広げます。
だからこそ、SUMIBONは単なるイベントではなく、「みんなでつくる踊りの輪」という言葉がぴったりの場。地元の踊り手や芸能団体、町会、民謡の担い手たちが加わり、訪れる人も一緒になって秋のすみだの盆踊りをつくり上げます。



すみゆめ踊行列SUMIBONの見どころと楽しみ方

いとうせいこう、あっこゴリラなど豪華出演者が生演奏盆踊りを盛り上げる

SUMIBONの大きな魅力は、盆踊りをまったく新しい角度から楽しませる出演者の顔ぶれです。プロデュースを手がけるのは、音楽家・プロデューサーの岸野雄一。銭湯やコンビニ、盆踊り会場などでDJイベントを展開してきた経歴を持つ、場づくりの名手です。
出演者には、いとうせいこう、あっこゴリラ、柴田聡子、町あかり、柳原陽一郎、巻上公一、ジンタらムータ、民謡ユニットこでらんに〜など、ジャンルを横断する多彩な顔ぶれが名を連ねます。さらに、江戸消防記念会 第六区六番組、小梅一丁目町会 寿獅子、墨田区民踊連盟といった地元ゆかりの団体も参加します。
有名アーティストの歌、伝統的な民謡、町会や消防団による演目が同じ会場で交差するため、「盆踊り」とひと口に言っても、まるで音楽フェスティバルのように飽きずに楽しめます。好きな演目が見つかったら、その都度輪に入るのもおすすめです。

「伊勢音頭」「東京音頭」「炭坑節」など、知っている曲から踊れる

SUMIBONでは、耳なじみのある音頭と全国各地の民謡がプログラムに並びます。事前の踊り練習会で取り上げられた曲には、伊勢音頭、東京音頭、炭坑節、八木節、相馬盆唄、北海盆唄、おてもやん、デカンショ節、ええじゃないか音頭、すみだ川音頭などがあります。
なかでも「東京音頭」や「炭坑節」は、夏祭りや運動会で一度は耳にしたことがある人も多いはず。振りを完璧に覚えなくても、周囲の動きを見ながら手拍子や足踏みから入れば、すぐに輪の一部になれます。
また、墨田区にちなんだ「すみだ川音頭」や「新川古代神」など、地域ならではの曲にも出会えます。普段は聴く機会の少ない民謡を、実際に踊りながら体感できるのも、このイベントならではの体験です。

踊りの練習会で、事前に輪に入る自信をつけられる

本番前に踊りの練習会も実施されました。2026年9月29日には本所地域プラザBIGSHIP多目的ホール、10月13日には曳舟文化センター レクリエーションルームで開催され、伊勢音頭や東京音頭、すみだ川音頭、八木節など多数の曲を練習しました。
練習会はすでに終了していますが、心配な人は本番当日でも大丈夫。SUMIBONは「揃わなくてもいい」が合言葉なので、まずは会場の雰囲気を楽しみながら、気になった曲で輪の外側から参加してみるのがおすすめです。慣れてきたら、櫓の近くへ移動して、生演奏の迫力を全身で感じてみてください。



すみゆめ踊行列SUMIBONを満喫するための楽しみ方

浅草・東京スカイツリーと組み合わせる、隅田川沿いの散歩プラン

会場となる隅田公園そよ風ひろばは、隅田川沿いの開放的な広場です。浅草側からは、東武鉄道の鉄橋に沿った歩道「すみだリバーウォーク」を渡って向かえるため、浅草の街並みを眺めながら会場へ歩くだけでも気分が高まります。
イベント前には、浅草の雷門や仲見世通り、東京ミズマチ周辺を散策し、食べ歩きやお土産探しを楽しむのもよいでしょう。イベント後は、東京スカイツリータウンへ足を延ばせば、夜景やショッピングも楽しめます。浅草・押上・本所吾妻橋という複数の駅からアクセスできる立地なので、帰り道のプランも組みやすいのがうれしいところです。

家族でも、カップルでも、ひとりでも楽しめる参加型イベント

SUMIBONは、老若男女どなたでも楽しめるよう設計されたイベントです。ご家族なら、子どもと手をつないで輪に入るだけでも十分に楽しい時間になります。カップルなら、少し不器用な踊りも二人だけの思い出に。ひとりで来た場合も、同じ曲に合わせて踊る人の輪に入れば、自然と会話が生まれることもあります。
「ぼっちでも楽しめます」と公式サイトに明記されている点も、このイベントの温かさを表しています。踊りのうまさを競う場ではなく、それぞれのペースで輪に加わる場。だからこそ、盆踊りが初めての人や、人混みが少し苦手な人でも、無理なく過ごしやすいのです。

雨天時は両国中学校体育館へ。公式サイトで最新情報をチェック

雨天の場合は、墨田区立両国中学校体育館(墨田区横網1-8-1)で実施される予定です。屋内での開催となるため、雨の日でも盆踊りの熱気はそのままに楽しめます。ただし、当日の天候や都合により、出演者や内容が変更となる場合があります。
お出かけ前には、公式サイトで開催状況や会場の案内を必ず確認しましょう。特に、雨天時の会場変更や出演者スケジュールの変更は、直前に発表されることもあるため、公式情報のチェックが重要です。



すみゆめ踊行列SUMIBONのアクセスと開催時間


【開催日】2026年10月25日(日)
【開催時間】14:00 – 20:00
【開催場所】隅田公園そよ風ひろば(雨天:墨田区立両国中学校体育館)
【交通アクセス】都営浅草線「本所吾妻橋駅」A3出口より徒歩約4分/東武スカイツリーライン「浅草駅」北口よりすみだリバーウォーク経由で徒歩約5分/東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」より徒歩約7分/東京メトロ銀座線「浅草駅」5番出口よりすみだリバーウォーク経由で徒歩約7分
【公式サイト】https://sumiyume.jp/event-page/odori2026/

※掲載内容は変更されている場合があります。最新の情報は、会場や主催者の公式サイト等でご確認ください。