広尾の鼠(ねずみ)塚

大使館や、流行のショップやレストラン、高級スーパーなどが並ぶ「広尾」。
おしゃれな街の代名詞ともいえるこの街とねずみはどんな関係があるのでしょう。

東京メトロ日比谷線「広尾駅」の近くにあるお寺、祥雲寺(しょううんじ)。
ここの墓地には、関ヶ原の戦いで武功を挙げた黒田長政のほか、数多くの大名家の墓碑が並んでいます。
第二次大戦の空襲からも免れているため、往時の大名家の墓所を偲ぶことができます。
この祥雲寺の奥へと進み、墓所に入ってすぐ右側にある大きな碑が『鼠塚』です。

明治33年(1900年)に東京でペストが流行した際、感染源としてねずみが大量に駆除されました。
この碑は、そのねずみ達を慰霊するもので、明治35年に建造されました。

碑の裏側には
「数知れぬ 鼠もさぞや
うかぶらむ この石塚の
重き恵みに」
という歌が彫られています。

犠牲となったねずみ達のおかげか、大正15 年(1926 年)を最後に日本では今日までペストの発生は全くありません。

祥雲寺
【住所】
渋谷区広尾5丁目1−21
【交通】
 東京メトロ日比谷線「広尾」駅
 2番出口から徒歩5分

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