東京のサイレン

サイレンの由来は、ギリシア神話に出てくる、トロイ戦争で勇名を轟かせたオデュッセイウスが、海神ポセイドンの怒りに触れ荒海を漂流中、海の妖精・ 女面鳥身のセイレネス(Seirenes・サイレンとも呼ぶ)の美しい歌声に惑わされそうになったとき、自分の体を帆柱に縛り付け、無事セイレンの島を 通過することができたという話に関わりがあるようです。

1819年、フランスの物理学者カニァール・ド・ラ・トゥールが、円盤に等間隔の小さな穴をあけて二枚重ねにし、空気を吹きつけながら回転させると音が出る原理を応用した機械を発明しました。
その音色があたかもオデュッセイウスが聞いたセイレネスの歌声に似ているのではと、この機械をサイレンと名付けたといわれています。

現在、東京都でサイレンが鳴る場合、駿河湾沖を震源とする東海地震が考えられます。

東海地震の前兆現象をとらえる為 、気象庁では24時間体制で常時監視を続けています。
もし異常が発見され、大規模地震の発生のおそれがあると判断された場合は、内閣総理大臣は、「警戒宣言」を発し、国民や防災関係機関に警戒を呼びかけることになっています。
東海地震が発生した場合震度6以上となり、著しい地震災害を生ずるおそれのある地域(静岡県を含む6県167市町村)が、地震防災対策強化地域として指定(昭和54年8月)されています。
東京はこの指定地域ではありませんが、次のような措置がとられます。

警戒宣言が出された場合は、テレビ、ラジオで放送されます。
また、都区内各所に設置してある屋外拡声器や区の施設、防災区民組織 リーダー宅などに置いてある防災ラジオによる放送や広報車、パトロールカーや消防車によるサイレンなどによって都民に知らされます。

サイレンは、45秒吹鳴、15秒休止が3回繰り返されます。