こんにゃく閻魔

常光山源覚寺(文京区小石川2-23-14)は「こんにゃく閻魔」として有名なお寺です。
お寺に奉納されている閻魔像は、寛文12年(1672年)製作、像高100.4cm、 ヒノキ材に彩色が施されています。

右目部分が割れて黄濁していますが、これに関しては伝説があります。
宝暦(1751~61年)の頃、眼病をわずらった老婆が思い余って閻魔大王に21日間 の祈願をこめたところ、夢枕に大王が現れ 「願掛けの満願成就の暁には、私の両目の内、一つを貴方に差し上げよう」 と言われたそうです。
すると不思議な事に満願の日老婆の眼は治ってしまいました。
老婆は大王の慈悲に感謝して、あらためて本堂の像を見ると大王の右眼がひび割れ、盲目となっていたそうです。
以来、老婆は好物の「こんにゃく」を断ち、それを 供えるようにしました。
このことから、眼病治癒の閻魔様として庶民の信仰を集めたそうです。

毎年1月と7月の15・16日には大祭が開かれ、こんにゃくを奉納する参拝客でにぎわいます。

ちなみに同じ話が、虎ノ門の興昭院(東京都港区虎ノ門2-10-8) にも伝わっています。
こちらのこんにゃく閻魔は石像なりますが、なでるとご利益があるそうで、やはり眼病の神様として有名です。