東大生に愛された重文級の下宿

文京区の本郷にある「東京大学」をご存知の方は多いと思います。
明治10年4月12日に、東京開成学校と東京医学校を合併し創設したのが始まり です。
その東大創設に遅れる事28年、明治38年(1905)に東大から本郷道りを渡ってすぐの所に木造3階建て大型下宿屋「本郷館」が建てられました。
当時の本郷周辺は、多数の学生の為に「下宿屋」が沢山あったそうです。

「本郷館」もそんな下宿屋の一つとして建設されました。
その後、関東大震災や太平洋戦争などがありましたが、不思議とこの建物は生き残ったそうです。
これだけ古い建物が、東京の中で現存するのは珍しいのではないでしょうか?
実物をご覧なった方はびっくりすると思いますが、実に大きく立派な建物になります。
流石にもうすぐ建築から約96年たちますので、その古さはワビ・サビを通り越して、神々しく感じる方もいると言います。
そんな古い建物ですが、直径20cmもある立派な桜の木の柱が3階まで通っていて頑丈な造りだそうです。

入居希望者は多いそうですが、卒業した東大生等が後輩へ譲る事が多いため、なかなか空室にはならないそうです。

【追記】建物老朽化のため、残念ながら2011年に解体されました。