体育の日と国立競技場

国立競技場は正確には国立霞ヶ丘競技場(かすみがおか)と呼びます。
1958年(昭和33年)、アジア競技大会とオリンピック招致のために明治神宮外苑競技場を取り壊して建設されました。
敷地面積74,197㎡の敷地に陸上競技場、体育館、室内水泳場、トレーニング センター、庭球場等の施設かあります。
「最高のプレーのために最高の舞台を」「一人一人の健康づくりのお手伝い」 これが国立競技場の理念だそうです。
1964年(昭和39年)10月10日、アジア初のオリンピックが国立競技場を主会場とし、日本の首都東京で 開催されました。

参加国は大会史上最多の94ヶ国とこれまでにない大規模なものとなり、日本は 、東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボールや体操、柔道などの活躍で、 金メダル16個、銀メダル5個、銅メダル8個を獲得しました。
金メダル数では、米国、ソ連に次いで3番目という快挙でした。
そのオリンピックを切っ掛けに、国民の間にもスポーツに対する関心が大いに高まってきました。

2年後の1966年(昭和41年)、それまであった「スポーツの日」に代わり、 「体育の日」が国民の休日として制定されました。
「スポーツの日」は、スポーツ振興法で10月の第1土曜日とされていましたが、新しく出来た「体育の日」は、東京オリンピック大会の開会式を記念して 10月10日と決められました。
「体育の日」の趣旨は、「スポーツに親しみ、健康な心身を培う」と言う事だそうです。

オリンピックの開会式が10月10日に選ばれたのには、天気が関わっていたそうです。
天気予報は1週間が限度で遠い先の予想は出来ませんが、統計的に見る事はできます。
それは、特異日(とくいび)と呼ばれ、晴れや雨が、統計上高い確率で現れる 特定の日を指します。
開会式の日を決めるのに気象庁に検討依頼があり昭和39年以前の統計で、秋の長雨のあと最も良いとされたこの特異日を選んだそうです。
当日は前日までの雨がやみ、見事な秋晴れ、まさに「日本晴れ」となり、 気象庁関係者をほっとさせたそうです。

今では「ハッピーマンデー」と言う事で体育の日は10月の第一月曜日に変わっ てしまいました。
ちなみに現在の東日本では11月3日が一番の晴れ特異日だそうです。