林芙美子記念館

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき…」。
どこかで聴いたことのある名句ですが、これは昭和初期の流行作家・林芙美子作・「浮雲」の一説。

東京都新宿区中井にある林芙美子記念館は、『放浪記』『浮雲』などの代表作で知られる 作家・林芙美子が、昭和16年(1941)8月から昭和26年(1951)6月28日にその生涯を閉じるまで住んでいた家です。

個性的な和風建築として東京都歴史的建造物になっていますが、新居建設当時、建坪の制限があったため、芙美子名義の生活棟と、画家であった夫・緑敏名義のアトリエ棟をそれぞれ建て、その後すぐにつなぎ合わせたといわれています。

この地域は、大正時代以降、落合には佐伯祐三や林芙美子など、多くの文士や芸術家が居住していたため、「落合文士村」とも呼ばれていました。
また「目白(落合)文化村」と呼ばれる一帯には西洋の街並みを意識したモダンな住宅や建築が今も残っています。

新宿歴史博物館が主催する、歴史散歩「落合文士村を訪ねて」が林芙美子記念館を散策ルートの終着にしており、人気を博しています。

林芙美子記念館
【住所】新宿区中井2-20-1
【交通】
都営地下鉄大江戸線中井
西武新宿線中井
東京メトロ東西線落合

●散策コース
 梅照院(新井薬師)~哲学堂公園 ~葛谷~御霊神社~自性院~目白文化村跡~林芙美子記念館