国立自然教育園

通称、目黒自然公園とも言う白金台5丁目の大きな森は、一般的な植物園や庭園と違い、自然の移りゆくままにという独特の考え方を元に、できる限り自然本来の姿に近い状態で残してあるそうです。

国天然記念物・史跡約20万点の敷地内には台地、湧水池、小谷、湿地などが 保たれており、今なお武蔵野の面影をしのぶことがでます。
園内には南北朝(平安時代>南北朝>室町時代)頃の白金長者の館跡と思われる土塁が原形に近い状態で残っており、土塁の上には樹齢400~500年のスダジイ(ブナ科)の巨木群、松林などの森林を中心に約580種の植物が生育して います。

自然教育園の生い立ちは、今から400~500年前の中世豪族の館から始まります。
永禄2年(1559)太田新六郎(太田道灌の曾孫)がこの付近を治め、江戸時代 には増上寺の領地となりますが、寛文4年(1664)には松平讃岐守頼重 (高松藩主)の下屋敷になります。
明治維新後、明治5年(1872年)には海軍省の火薬庫になり、明治26年には陸軍省の火薬庫にもなりますが、大正2年(1913年)に火薬庫は廃止されます。
その後、大正6年(1917年)宮内庁の白金御料地となり、昭和22年文部省に移されます。

昭和24年(4月12日)には「天然記念物および史跡」に指定され、国立自然教育園として一般に公開されました。
昭和37年には「国立科学博物館附属自然教育園」となり、現在に至ります。


国立科学博物館附属自然教育園
【住所】東京都港区白金台5丁目21番5号 【交通】  JR山手線「目黒駅東口」より目黒通り徒歩7分  東急目黒線「目黒駅」正面口(中央口)より目黒通り徒歩7分  東京メトロ南北線/都営三田線「白金台駅」出口1 より目黒通り徒歩5分