関東ローム層とは

東京の地盤を都心部に限って簡単に2分すると、山の手(武蔵野台地)と、それ以外の下町(東京低地)に分ける事ができます。
都内の武蔵野台地の端っこには、京浜東北線が台地に沿って走っています。
品川や上野~田端辺りで西側に崖が続いているのはそのためです。
崖までが武蔵野台地で、その東側が東京低地になります。
関東ローム層は武蔵野台地にあり、下町にはありません。

武蔵野台地を下の層から見ていくと、三浦層群があります。これは上総層群ともいいます。
新生代新第三紀中新世中期~後期(1200万~280万年前/ナノ化石年代)にできたもので、砂岩や泥岩です。
貝やウニの化石を含んでいることからわかるように、海底に堆積したものが起源になります。

次に、砂層中心の下部東京層と東京礫層です。
東京礫層は約20~40mの深さにあり、高層ビルの支持層になっており、パイル (杭)はここまで打ち込まれます。

次がやはり砂層中心の上部東京層です。
火山灰の渋谷粘土層が続きます。

一番上が、関東ローム層です。
関東ローム層は富士山や箱根の噴火で放出された火山灰が偏西風に乗って流れてきて、一万年以上もの長い時間をかけて、含まれている鉄分が酸化して 赤黒い土の層になりました。
土を構成する粒子同士がくっつきあっていて、安定した地盤になります。
また、粒子同士の間隙も大きいので、保水性も高いようです。

関東ローム層は途中に礫層をはさんで、下から下末吉ローム層(古箱根山の火山灰)、武蔵野ローム層(古箱根山の火山灰)、立川ローム層(富士山の火山灰)に分類されています。
ローム層の表面にある黒く薄い地層は、黒ボク土と呼ばれ植物などの有機質を含む土壌になります。

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