西片 ~憧れの高級住宅街特集

東京大学に近いこの住宅街は、高台で環境がよく、明治の頃より文人や学者が多く住まう、通称「学者町」と呼ばれていました。
もともとは幕末の困難な政局を背負い、日米和親条約を結んだ阿部正弘藩主を輩出した、備後 福山藩 阿部家の中屋敷でした。

明治時代以降安部家では、養蚕やお茶の栽培を始めるとともに、住宅地としての分譲も始めました。
1軒辺りの区画も大きく、つい25年位前までは明治、大正、昭和初期に造られたどこかハイカラな日本家屋が、大学に近かった事もあるのか戦災を免れ多く あったそうです。

明治39年にはあの夏目漱石が西片町十番地ろノ七号(現在の西片1丁目)に 千駄木から引っ越してきたりと、二葉亭四迷、滝廉太郎、上田敏、 牧野富太郎他、数を上げればきりがないほど文人、芸術家も多かったようです。

また、現在西片にある誠之小学校の場所には、藩士の子弟のために福山藩の藩校がありました。
江戸の藩校の中でも最も規模が大きくその名前は「誠之館」と呼ばれました。
その出典は「中庸(ちゅうよう ) 」(中国の哲学書 孔子の孫の子思の作と伝えられる)の「誠は天の道なり、之を誠にするは人の道なり」に由来します。

明治4年(1871年)廃藩置県によって廃止されますが、旧福山藩主阿部家より 、敷地、資金の提供を受け明治8年(1875年)に誠之小学校として開校します。

明治の昔から近隣の人たちの、憧れの山の手は、これからも高級住宅街として受け継がれていきます。

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